あきた芸術劇場ミルハスの施設開放イベント「フリー・オープン・デイ」が23日開かれ、マルシェや舞台機構見学会など多彩な企画が催されました。開館2周年の節目の日にふさわしく、館内は大勢の来場者で1日中にぎわいました。
フリー・オープン・デイの開催は今回が2回目。目玉の一つとして、ミルハス初のマルシェイベント「ミルミルマルシェ」を実施しました。1階エントランスロビーと屋外に、雑貨や食品などを販売する58店舗が出店。訪れた人たちは、こだわりが詰まったアクセサリーや布小物、お菓子などをじっくりと見て買い求めていました。
中ホールではステージ発表イベント「オープン・ステージ」を開催し、公募などで選ばれた10組が出演。カラオケでならした自慢ののどを披露した人や、シンデレラの劇をした子どもらが会場を盛り上げました。物語の朗読や伝統芸能「秋田万歳」を披露した人もいて、個性豊かなパフォーマンスが光りました。
「ミルハス」の名付け親である秋田市の小野順一郎さん(72)も、ステージで得意の歌謡曲を堂々と歌い上げました。「音響が良くて歌いがいがあった」と満足げな表情。2周年を迎えたミルハスについて「ミルハスの名前もすっかり県民になじんだ。これからもずっと、たくさんの人に気軽に楽しんでもらえる施設でいてほしい」と話しました。
「舞台機構見学会」を催した大ホールにも多くの人が訪れ、背景幕などを吊るす美術バトンや音響反射板が動く様子を見学。ステージ前で生演奏をするためのオーケストラピットに入り、床が上下に動くのも体験しました。普段は目にすることのできない「舞台裏」を知る機会になったようです。
3人のゲストによるロビーコンサートでは、ピアノ演奏とギターの弾き語りが来場者を楽しませました。なまはげ太鼓の体験イベントや、木のおもちゃなどで遊べるスペース「こどものあそびば」にはたくさんの子どもたちが来てくれました。
ミルハスはこれからも皆さまに親しまれ、愛される施設を目指してまいります。今後も多彩なイベントを企画していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。