ニッセイ名作シリーズの音楽劇「あらしのよるに」が5日、あきた芸術劇場ミルハス大ホールで上演されました。公益財団法人ニッセイ文化振興財団(日生劇場)とミルハスが連携し、県央部の21小学校の児童約1500人を無料招待。子どもたちはオオカミのガブとヤギのメイが繰り広げる心温まる友情物語を楽しみました。
嵐の夜、身を寄せた山小屋で出会い仲良くなったガブとメイは、本来なら「食べる側」と「食べられる側」の関係性。それぞれの立場に苦悩しながらも、一緒に生きる道を探して冒険する様子が歌とダンスを交えて描かれました。子どもたちは、互いを信じて思いやり、固い絆を結んでいくガブとメイの物語に夢中になっていました。
休憩を挟んだ2幕ではキャストが客席を通って舞台に登場する場面があり、会場から大きな歓声が上がりました。舞台下の演奏スペース「オーケストラピット」では、木琴やギターなどが生で演奏され、物語の雰囲気を盛り上げました。
公演はミルハスの子ども招待観劇事業の一環。本年度は7月にも劇団四季によるミュージカル「エルコスの祈り」を上演し、秋田市内の児童約1200人を招待しました。