劇団わらび座のミュージカル「祭シアター HANA」公演が3日、あきた芸術劇場ミルハス中ホールで開幕しました。せりふのないノンバーバルステージで、秋田竿燈まつりや青森ねぶた祭など東北6大祭りのパフォーマンスが次々と登場。観客は太鼓を打ち鳴らしたりちょうちんを灯したりしてステージを盛り上げました。9日まで1日1~2回公演します(6日は休演)。
若い鬼と、こけしの精霊オハナが出会うところから物語がスタート。鬼とオハナが人間たちの祭りの輪に加わり、お囃子や踊りで舞台をにぎやかに彩りました。竿燈まつりのシーンでは、役者たちが小さな竿燈で本番さながらの妙技を披露。額や腰で竿燈を上げると、観客から大きな拍手と歓声が上がりました。新型コロナウイルス禍の社会や戦争の混乱を表現したシーンも観客を引き込みました。
1階の「太鼓シート」には太鼓が設置されており、観客は随所でリズム良く打ち鳴らしました。そのほかのシートの観客も、光るちょうちんやうちわを振って鑑賞。公演終盤には客席に大量の花吹雪が舞い、観客を喜ばせました。
4日以降の公演日程は次の通り。当日券は開演1時間前から1階で販売します。
▷4日=①午前11時②午後4時
▷5日=午前11時
▷7日=①午前11時②午後4時
▷8日=①午後2時②午後7時
▷9日=午後2時