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こころの劇場公演「エルコスの祈り」 児童1200人を無料招待

2024.07.18

 あきた芸術劇場ミルハスの子ども招待観劇事業として7月18日、劇団四季によるミュージカル「エルコスの祈り」が大ホールで上演されました。秋田市内19校の小学5、6年生計約1200人が無料招待され、ロボットと人間の友愛を描いた物語を楽しみました。子どもたちに演劇の感動を届けようと、一般財団法人舞台芸術センターと劇団四季が実施しているプロジェクト「こころの劇場」の一環。

 物語の舞台は、社会から問題児と決めつけられた子どもたちを厳しく管理する学校。夢や希望を忘れてしまった子どもたちがロボットのエルコスと出会い、エルコスの優しい心によって自分を取り戻していくストーリーです。

 観劇した子どもたちは夢中で舞台を見詰め、次々に変わる場面展開や登場人物の心の動きを追っている様子でした。コミカルな演技シーンでは笑いが起こり、きらびやかに光る舞台装置や精巧に作られた大道具も子どもたちの目を楽しませました。カーテンコールでは俳優たちが客席に降り、子どもたちと一緒に劇中のテーマソングを歌いました。

 ミルハスの子ども招待観劇事業は今年で3年目。本年度は9月に2回目を予定しており、公益財団法人ニッセイ文化振興財団(日生劇場)による「ニッセイ名作シリーズ」の音楽劇「あらしのよるに」を大ホールで上演します(参加受け付け終了)。

俳優たちが勢ぞろいしたカーテンコール