あきた芸術劇場ミルハスの第3回ピアノマラソンが7日、大ホールで開かれました。高い音響性能を持つ大ホールで、本格的なクラシック公演に用いられるフル・コンサート・グランドピアノが弾ける毎回好評の企画。今回は過去最多の42組46人が出演し、クラシックからポップスまで多彩な音色を響かせました。
用意されたピアノはスタインウェイ2台とヤマハ1台の計3台で、出演者は自由にピアノを選んで演奏。舞台には音響反射板が設置され、音は一層豊かに響き渡りました。観客は3台のピアノの音色の違いにも耳を傾けました。
出演者は小学校低学年から70代まで幅広く、演奏歴もさまざま。ピアノ歴60年以上という大仙市の70代女性は「コンサートでミルハスのピアノを聴くと、とてもいい音がするといつも思っていた。自分で弾いて音を体感できてうれしかった」と満足げに話しました。県外から参加した60代男性は3台のピアノを弾き比べました。「ヤマハとスタインウェイの違いがよく分かった。ホールに柔らかく音が響いて、気持ち良く弾くことができた」と語りました。