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演奏中の地震と火災発生を想定 避難訓練コンサート初開催

2024.05.27

 あきた芸術劇場ミルハスの避難訓練コンサートが5月27日、大ホールで行われました。一般応募の観客約300人と演奏者25人、劇場スタッフ30人が参加。秋田県警音楽隊のコンサート中に地震と火災が発生した想定で避難訓練をしました。

 この日は雨天だったため、避難場所は屋内の1階エントランスロビーに設定。音楽隊の演奏が始まって約10分後、緊急地震速報の音が会場に鳴り響きました。観客は館内放送やスタッフの呼び掛けに従い、頭を守りながらできるだけ低い体勢を取りました。「館内で火災発生」が伝えられ避難開始の放送が流れると、観客はスタッフの誘導に従って階段で1階へ移動。演奏者と車椅子客は舞台裏を経由して避難しました。

 避難開始から12分で、参加者全員が安全に避難できました。訓練終了後、一般参加者は大ホールに戻ってコンサートの続きを楽しみました。

 観客を入れたコンサートを伴う形での避難訓練は初めて。より多くの一般参加者を交え、実践的な訓練をしようと企画しました。災害時にお客さまや出演者の安全を守るため、ミルハスでは今後も避難訓練や危機管理の徹底に努めていきます。

動きのあるステージドリル演奏で観客を楽しませた秋田県警音楽隊
緊急地震速報の音が流れ、頭を守り低い姿勢を取る観客と演奏者
スタッフの誘導で避難する一般参加者たち