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ひな壇埋め、迫力の合唱 ~大いなる秋田 定期公演~

2024.01.06

 「2024あきた吹奏楽の日~大いなる秋田 定期公演~」が1月6日、あきた芸術劇場ミルハスの大ホールで開かれました。第3部「合唱とブラスのための楽曲 大いなる秋田」は秋田市出身の指揮者でミルハスのアドバイザーでもある佐々木新平さんが指揮。県内のメンバーで構成する吹奏楽団「社会人スーパーバンド」の演奏に合わせ、一般公募などで集まった約330人が大合唱を披露しました。

 第1部「秋田ディレクターズバンドによる演奏」では、県内の吹奏楽指導者たちで編成した吹奏楽団が3曲を演奏。第2部「県内吹奏楽団体によるアンサンブル演奏」には16グループが登場し、それぞれ小編成の演奏を披露しました。

 「大いなる秋田」は、1968年に「明治100年」を記念して制作されました。第3楽章に挿入された秋田県民歌は各種スポーツの応援にも使われるなど現在まで県民の間に浸透。全国有数の県民歌とされます。「定期公演」という今回の公演名には、県民の財産ともいえる「大いなる秋田」を世代を超えて引き継いでいこうという関係者たちの強い思いが込められています。

 今回の合唱には小学生から大人まで幅広い世代が参加。前日のリハーサルで初めて一堂に会し、指揮を執る佐々木さんの指導を受け本番を迎えました。ステージの上で330人は4段のひな壇を埋めるように並んで合唱。「秀麗無比なる鳥海山よ」など県民の多くになじみ深い歌詞を力強く、情感こめて歌い上げ観客の心を震わせました。アンコールでは観客の多くも立ち上がって合唱に加わり、大ホール全体に郷土の誇りを響かせました。

ひな壇を埋めた約330人。情感のこもった合唱を披露した