日本を代表するピアニスト小山実稚恵さんのリサイタルが12月20日、ミルハスの大ホールで開かれました。小山さんはショパンの「ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58」のほかシューベルトやブラームスの曲を披露。ときに軽やかな、ときに力強い演奏で観客を魅了しました。
ミルハスのステージで使われるスタインウェイ社製のフル・コンサート・グランドピアノ2台は、開館前に小山さんが選定したものです。この日、小山さんはそのうちの1台を使って豊かな音色を自在に引き出しました。予定の曲を終えた後も拍手は鳴りやまず、小山さんは繰り返しアンコールにこたえました。公演後のサイン会には行列ができ、小山さんはファン一人一人と笑顔で言葉を交わしていました。