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令和5年度第1回アドバイザー会議を開催

2023.08.22

 あきた芸術劇場ミルハスのアドバイザー会議が21日、ミルハスの会議室で開かれました。令和5年度の第1回会合です。アドバイザーのシアターワークショップ代表取締役・伊東正示氏(東京都)、県吹奏楽連盟前理事長・木内恒氏(秋田市)、ヤマハ吹奏楽団常任指揮者・佐々木新平氏(秋田市出身・神奈川県)の3人が出席。ミルハス指定管理者であるAAS共同事業体からの報告を踏まえ意見を交わしました。

 会議ではまず同4年度(6月の開館以降)および同5年度(7月まで)のミルハスの利用状況と実施事業などについて報告がありました。伊東氏は、今年4、5月のホール稼働率が前後の時期に比べて低かったことと4月は音楽界で公演依頼が減る時期だという情報を受けて「そういう時期に何か面白いことを企画して自分たちでホールを使い稼働率も上げるという考え方があってもよいのではないか」と指摘しました。

 木内氏は「ミルハスclub」の取り組みに言及。「とてもいいことだと思うが、まだその存在を知らない人のほうがずっと多いと思われる。どうすればもっと周知し利用を広げていけるのかを考えてほしい」と要望しました。

 佐々木氏は、本年度予定され(来年1月)来年度の構想にも挙がる「大いなる秋田」公演を例に、「本番を聴いてもらうだけでなく、公開リハーサルといった形で過程を見てもらう場をもっと設定することができないか。それによって興味を喚起できれば本番を聴いてくれる人も増えるのではないか」と提言しました。

 もう一人のアドバイザーである演出家の藤田俊太郎氏は稽古のため欠席しましたが、事前に「オープン2年目、3年目は劇場が育っていく大切な時期。私もできることがあれば積極的に手伝いたい」と激励の言葉を寄せました。

アドバイザー会議に出席した(左から)佐々木氏、木内氏、伊東氏