News

豊かな音響体感、楽屋ものぞいた! 大ホール見学会に360人

2023.06.18

 あきた芸術劇場ミルハス大ホールの見学会が6月18日に開かれた。午前と午後の各1回で計約360人が参加。ホールの音響の良さを体感したほか、ステージ上からの眺めなどを楽しんだ。

 参加者たちはホールに誘導されると思い思いの席に着き、案内スタッフから内壁に使われている秋田杉の木レンガが豊かな音響にも寄与していることや、天井に設けられた「浮雲」が照明だけでなく音響反射板の役割も果たしていることなどについて説明を受けた。続いて、クラシック演奏の映像を鑑賞し、まるで公演の場にいるかのような臨場感を味わったほか、照明技術によって舞台背景に青空や夕焼け、星空が表現される様子も楽しんだ。

 その後、参加者たちはステージ裏に移動して楽屋の各部屋(大小9室)やアーティストラウンジを見て回った。ステージの上に立つと、その広さや天井の高さに驚く声があちこちから聞かれ、思わず走り回る子供も。「花道はどこ?」「音響反射板はどう格納されているの?」などとスタッフに質問したり、家族や知人同士で写真を撮り合ったりする姿も見られた。

照明によって舞台背景に星空を演出する技術も見学
楽屋スペースでは各部屋を興味深げに見て回った