あきた芸術劇場ミルハスの中ホール見学会が5月4日に開かれ、計約180人が歌舞伎などの背景に使う「松羽目(まつばめ)」や楽屋内部などを見て回った。
見学は午前2回、午後1回の計3回で各40分ほど。ゴールデンウイークとあって家族連れの姿も多かった。参加者たちはミルハススタッフからエントランスホールで施設の成り立ちをはじめ概要を聞いた後、中ホール客席に移動した。役者をステージ下から登場させる「せり」などホールの特徴について説明を受けた。ライトに照らされた豪華な緞帳や松羽目が披露されたのに続き、オーケストラによる演奏の映像が流され、ホールの音響の良さを体感した。
ステージ裏に位置する楽屋も見学。個人用の部屋では専用のトイレやシャワー室を確認しながら「ホテルの部屋みたいだ」などと話していた。ステージにも上がり、「せり」の位置を確認したり、ホリゾント幕に映し出されたカラフルな雲や波の模様などを背景に記念撮影を楽しんだりした。
次回見学会は6月18日(日)で、大ホールを案内する予定。