参加者が一組ずつ登壇してピアノ演奏を披露するピアノマラソンが12日、あきた芸術劇場ミルハスの大ホールで開かれました。公募に応じた県内の34組が音響反射板を設置したステージで、スタインウェイのフルコンサートグランドピアノを弾きました。
ピアノマラソンは今回が初開催。9歳から66歳まで、幅広い年代がエントリーしました。多くの人が大ホールに親しむ機会にしようと1階客席を無料開放し、自由に演奏を聴いてもらいました。
参加者は楽屋のピアノで指慣らしをした後、舞台袖で待機し順番にステージへ上がりました。バッハやショパン、ベートーベンなどのクラシック、ポップスの楽曲を一組8分以内で演奏し、連弾に挑む人も見られました。
ホール内には時に優雅に、時に力強くピアノ演奏が響き、訪れた人はじっくりと聴き入っていました。トップバッターを務めた小玉絢羽さん(潟上市、羽城中3年)は「初めは緊張していたが、演奏する時は落ち着くことができた。スタインウェイは弾きやすく、ホールは音の響きがとても良かった。あっという間に終わってしまった」と振り返っていました。