県民・市民参加型ミュージカル「欅の記憶・蓮のトキメキ」のキャストが決まった。演出の畑澤聖悟さんが14日、発表した。
キャストの発表後、参加者は早速、脚本の読み合わせを行った。畑沢さんが場面ごとに身振り手振りを交えながら演技のポイントなどを指導した。参加者は時折、笑顔を見せながらも、緊張した面持ちで読み合わせを進めていた。
ミュージカルで使用する楽曲の一部も、音楽監督の渡部絢也さんが披露し、参加者の気持ちも盛り上がった。
脚本、キャストが決まったことでミュージカルの練習はいよいよ本番を想定してのステップに移る。畑沢さんは「全員参加の総力戦となる。次回までにセリフをある程度頭に入れるなどしてきてほしい」と話した。
ミュージカルは公募で集まった10代から70代までの男女54人が参加する。来年1月14、15の両日、中ホールで上演する。
物語は県民会館が誕生した昭和30年代から現在まで、県民会館に親しんできた家族の3世代にわたる物語。ときどきの風俗や文化を降りなぜながら芸術や文化の力の素晴らしさを訴える。