県民・市民参加型ミュージカル「欅の記憶・蓮のトキメキ」の演劇と歌唱のワークショップが22、23の両日、秋田市役所内のセンタースで開かれた。参加者は台本の一部を手に実際に役を演じたほか、ミュージカルナンバーの「トゥモロー」を歌った。
演劇のワークショップでは、演出家の畑澤聖悟さん(青森市住)が新型コロナウイルスの感染拡大により青森県が警戒レベル「3」となったことで県間移動ができなくなり、リモートでの指導に当たり、会場では演出助手の畠山健さん(秋田市)が指導した。参加者は登場人物となって、セリフを読み上げた。畑澤さんは、テンポの取り方や間の取り方、息継ぎの箇所などについてアドバイスを送った。
歌唱のワークショップでは、音楽監督の渡部絢也さん(秋田市)と同助手の茂木美竹さん(大仙市)が指導。参加者はストレッチで体をほぐした後、1人ずつ「トゥモロー」を歌った。渡部さん、茂木さんからは「もっとあごを引いて歌った方が声が出る」「1回目の練習時より、格段に上手になった」など、参加者一人一人に声を掛けていた。