「第3回あきた吹奏楽の日~大いなる秋田 定期公演~」が12月21日、あきた芸術劇場ミルハス大ホールで開かれました。第3部「大いなる秋田」の合唱には秋田県合唱連盟の方々や県民有志、中高生合わせて過去最多の約410人が参加しました。観客数も約1200人と、過去最多となりました。目や耳の不自由な方々のための鑑賞支援サービスでは今回初めて、市民ボランティアにも協力いただき歩行介助や手話対応などを行いました。
第3部の指揮は東京吹奏楽団正指揮者でミルハスアドバイザーの佐々木新平さん(秋田市出身)。秋田南、明桜の両高校吹奏楽部による合同バンド約70人が演奏を担当しました。合唱の規模は第1回約330人、第2回約360人と年々拡大しています。大迫力の合唱に客席も盛り上がり、アンコールで「大いなる秋田」をステージ・客席一体で合唱した後は盛大な拍手が続き、笑顔があふれました。
第1部は、秋田県の中央地区の中学生選抜バンドの演奏で「ドレミの歌」など4曲を披露。第2部では県内の吹奏楽指導者で編成する秋田ディレクターズバンドが吹奏楽のための「クロス・バイ・マーチ」など3曲を演奏。さすがの音色で観客を魅了しました。
鑑賞支援サービスはミルハスが昨年度から取り組んでいるものです。この日、サービスを利用された方は5人でした。うち4人は第3部で合唱に参加し、その1人は手話で歌を表現。鑑賞に加え体験の機会を得られることを大変喜んでくださったようでした。市民ボランティアはミルハスが募集。12月14日に「鑑賞支援ボランティア研修会」を開催した上でこの日を迎えました。

