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秋田のいいところCM動画に 9月「秋田は何もない」ミルハス特別公演でお披露目へ

2025.08.02

 「秋田のいいところ」をテーマにしたCM動画作りのワークショップが2日、秋田市の秋田拠点センター・アルヴェで開催されました。9月にあきた芸術劇場ミルハスが中ホールで主催する、わらび座ミュージカル「秋田は何もない」特別公演の連動企画。県内の小学生9人が参加し、秋田の魅力を伝える動画を撮影しました。

 秋田市の映像制作会社が協力。子どもたちはまず、「秋田のいいところ」について意見を出し合いました。「秋田竿燈まつり」「七夕絵どうろうまつり」「秋田犬」などのキーワードが出たほか、「励ましてくれる人がいる」と人の温かさに着目した子どももいました。

 続いて、秋田の良さを一言で表現する動画を1人ずつ撮影。子どもたちは「竿燈まつりがあるから、元気になれる」「秋田犬がいるから、一緒に散歩ができる」などと、カメラの前で元気いっぱいに話しました。「秋田は何もない」の主役を演じる遠田雅さんも子どもたちと一緒に動画撮影に参加しました。

 映像会社の担当者は、動画の内容に合ったキャラクター画像や写真画像を生成AI(人工知能)で制作。編集ソフトを使って動画と画像を組み合わせました。制作途中の動画を子どもたちに見せると、「すごい」「おもしろい」などと歓声が上がりました。

 特別公演はミルハス中ホールで9月15日午後1時半開場、2開演。第1部では、わらび座ミュージカル「秋田は何もない」の魅力を60分に凝縮したミュージカルコンサートを上演します。同作の歌と踊り、芝居の見どころを詰め込んだこの日だけの舞台です。第2部は「県民肯定感向上委員会」と題したゲストのトークバラエティー。秋田ゆかりのゲストが他県出身のゲストとトークを繰り広げます。会場も一体となって秋田の良さを再確認できること間違いなし。

 ワークショップで制作した動画は、今後細かい部分を調整して仕上げる。9月の特別公演の開演前に、中ホールのスクリーン上で観客にお披露目する予定です。ワークショップに参加した秋田市の櫻庭あまねさん(小学6年)は動画の中で「わらび座があるから、笑いたくなる」と秋田の魅力をPR。「人を楽しい気持ちにさせてくれるミュージカルが大好き。完成した動画を見るのが楽しみ」と話しました。

「秋田のいいところ」を考える子どもたち
遠田さんと一緒に動画撮影をする女の子(右)
生成AIで画像を作る様子を見せてもらって笑顔の子ども