あきた芸術劇場ミルハスの施設開放イベント「フリー・オープン・デイ」が6日、全館を使って開催されました。エントランスロビーの「ミルミルマルシェ」をはじめ、大ホールの舞台機構見学会、中ホールのオープン・ステージなど多彩な催しを実施。大勢の家族連れらでにぎわいました。
ミルミルマルシェは昨年のフリー・オープン・デイで初開催し今回が2回目。昨年を上回る61店舗が出店し、アクセサリーや布雑貨、菓子など個性豊かな商品が所せましと並びました。惣菜やパンなどの食品が人気を集め、午前で完売する店舗も目立ちました。
舞台機構見学会の参加者は、大ホールの音響反射板やオーケストラピットが可動する様子を見学しました。サックスやトロンボーンによるデモ演奏では、音響反射板の有無で音にどのような違いが出るかを比較。音響反射板があると音が壁に跳ね返り、柔らかく立体的に響いて聴こえました。
小ホールBではドキュメンタリー映画2本を上映。来場した秋田市の女性は「スクリーンが大きくて音響もよく、映画の世界に没入できた」と笑顔で話しました。
ミルハスのグランドピアノ4台の音色を聴き比べるイベントは小ホールAで開催。秋田市在住のピアニスト・山崎圭子さんがそれぞれのピアノの特徴を解説。参加者は山崎さんのピアノ演奏を聴き、音の違いを体感しました。
1階エントランスロビーでは「英心&Friends」によるロビーコンサートを開催。中ホールの「オープン・ステージ」には一般公募の11個人・団体が出演しました。創作室に木のおもちゃなどを用意した子ども向けのオープンスペース「こどものあそびば」では、親子らが積み木などで和やかに遊んでいました。
ミルハスのほか、近隣の秋田市文化創造館と明徳館、にぎわい交流館AUでも同様にフリー・オープン・デイを開催。朝から人の波が絶えず、笑顔あふれる1日となりました。