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2024年度第2回アドバイザー会議を開催

2025.03.17

 あきた芸術劇場ミルハスの2024年度第2回アドバイザー会議が3月17日、小ホールAで開かれました。シアターワークショップ代表取締役・伊東正示氏(東京都)、県吹奏楽連盟前理事長・木内恒氏(秋田市)、東京吹奏楽団正指揮者・佐々木新平氏(秋田市出身・神奈川県)、演出家の藤田俊太郎氏(同・東京都)のアドバイザー4人が出席。ミルハスの24年度の取り組みに対する評価や、今後の自主事業の方向性などについて、それぞれの立場を生かした具体的な意見を出していただきました。

 ミルハスの指定管理者・あきた芸術劇場AAS共同事業体からは9人が出席しました。24年度のホール・諸室の利用状況、自主事業の内容について担当者が報告。25年度の自主事業計画や、開館5周年を見据えた記念事業案についても説明しました。

 伊東氏は「文化施設がまちづくりや観光分野などと連携してシナジー効果を生むには、特定の人だけでなく、より多くの人に来てもらうのがポイント」と指摘。その上で、昨年初めてエントランスロビーで実施したマルシェイベントが盛況だった点を評価しました。

 木内氏は「ミルハスにまだ来たことがない人もたくさんいる。そうした人たちにどのように足を運んでもらうか、新しいお客さまを開拓することが問われていく」と話しました。

 佐々木氏は「ミルハスが初演の作品や、ミルハス独自のコンクールやワークショップなどのコンテンツをつくることはできないか。全国にPRできる施設の強みになる」とアドバイスしました。

 藤田氏は、3月に小ホールの利用促進を狙った初企画が控えていることなどを踏まえ「新しい取り組みが充実している」と評価しました。また、「どんなにいい作品であっても、お客様の鑑賞意欲がなければ集客できない」とし、ミルハスとして公演を売り込む工夫をする重要性を示唆しました。

ミルハスの運営状況などが報告されたアドバイザー会議
アドバイザーの(左から)藤田氏と佐々木氏
アドバイザーの(左から)木内氏と伊東氏