山響トランペット奏者井上さん、高校生に熱血指導　8日山響特別公演プレコンサートで高校生と共演へ

　人気ゲーム「ドラゴンクエストⅪ」の音楽を山形交響楽団のオーケストラ演奏でお届けする「山形交響楽団特別公演inミルハス　ドラゴンクエストの世界」が８日、あきた芸術劇場ミルハス大ホールで開催される。開演前には、山響と秋田市内の高校生よるプレコンサートも行う。２日は同市の明桜高校に山響首席トランペット奏者の井上直樹さんを招き、プレコンサートに出演する高校生18人が演奏指導を受けた。

　プレコンサートに参加する高校生は明桜高14人、新屋高２人、金足農高１人、秋田高１人の計18人。山響メンバー11人と一緒に、吹奏楽用に編曲された「ドラゴンクエストによるコンサート・セレクション」（すぎやまこういち作曲、真島俊夫編曲）から２曲を演奏する。

　小刻みで軽快なリズムの上に乗せられた特徴的なメロディーは、ドラゴンクエストの世界を想像させ、コンサート前の気分を高めてくれる。「感情を音にするのが音楽。曲のイメージを膨らませ、もっとわくわく感を表現してみよう」と井上さん。時折自分でトランペットを吹いて見せながら、難易度の高いリズムを正確に奏でる方法や、メロディーのメリハリのつけ方などを熱心に教えた。生徒たちはアドバイスに耳を傾け、真剣な表情で楽譜と向き合っていた。

　公演は８日午後１時15分開場、２時開演。プレコンサートは大ホールホワイエで午後１時45分から行う予定。当日券は１階管理事務室で販売する（前売の500円増し）。