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憧れのあのスターが立った舞台、楽屋を見学 バックステージツアーに約220人

2025.01.04

 あきた芸術劇場ミルハスの大・中ホールを見学するバックステージツアーが1月4日、午前と午後の2回に分けて開催されました。合わせて約220人が参加し、数々の著名アーティストが立ったステージや楽屋を見て回りました。

 ミルハス職員が案内し、ホールの特徴などについて解説しました。中ホールは演劇やダンス公演に適しており、黒を基調としたシックな内装。役者が床下から登場できる「せり」も備えています。歌舞伎公演で使われる松が描かれた舞台セット「松羽目(まつばめ)」が天井から降りて来ると、客席で見ていた参加者から「おー!」と声が上がりました。

 大ホールでは、照明と音響反射板の役割を兼ね備えた天井の「浮雲」や、秋田杉の木レンガでしつらえた壁などについて紹介。舞台袖のすぐ奥に大型トラック2台が停められる搬入口があり、職員は「舞台セットや楽器などを舞台袖から直接搬入できる。著名アーティストの全国ツアーや大規模なミュージカル公演にも対応できる造りになっている」と説明しました。

 このほか、大・中ホールの楽屋をそれぞれ見学。参加者は鏡の前でポーズを取ったり、個室楽屋のソファーに座ったりして「スター気分」を楽しんでいました。

 参加した秋田市の50代女性は「大ホールの舞台から客席を見ると、2階の奥までよく見通すことができた。舞台や楽屋周りの設備も充実していて、施設のいたるところに秋田らしい意匠が施されているのも素敵だった」と話していました。

 ホール利用のない日に合わせ、ミルハスは今後もこうした見学会を開催する予定です。劇場を深く知ることで、ミルハスをより身近に感じてもらえたらうれしいです。

大ホールの「浮雲」を見上げる参加者
大ホールの舞台から客席を眺める
大ホールの舞台袖を抜けた先にある搬入口
黒を基調としたシックな内装の中ホール
「せり」を備えた中ホールの舞台
大ホールの楽屋を見て回る参加者