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郷土の誇り、高らかに 360人が「大いなる秋田」合唱 第2回あきた吹奏楽の日

2024.12.27

 「第2回あきた吹奏楽の日~大いなる秋田 定期公演~」が12月27日、あきた芸術劇場ミルハス大ホールで開かれました。第3部「合唱とブラスのための楽曲『大いなる秋田』」では、高校生選抜バンドの演奏に合わせて、前回よりも30人多い約360人が大合唱。会場全体が、歌詞にあふれる郷土の誇りに酔いました。

 公演は、中央地区中学生選抜バンドの演奏で幕を開けました。約70人が「音楽祭のプレリュード」(A.リード作曲)など3曲を演奏。若々しい響きを客席に届けました。第2部は、県内の吹奏楽指導者らで編成する秋田ディレクターズバンド約40人による演奏。ゲストでユーフォニアム奏者の荒木玉緒さんと共にコンサートマーチ「風の翼」(後藤洋作曲)などを演奏し観客を魅了しました。

 第3部の合唱に参加したのは、中学・高校生と一般の方々。ステージ後方4段のひな壇からあふれて、高校生選抜バンド約50人の左右にも合唱者が回り込む配置に。前日からの合同練習の成果を発揮し、迫力いっぱいの合唱を響かせました。最後にはステージからの呼びかけに応じて客席の多くの方々も立ち上がり、ステージ上と一緒になって「秀麗無比なる鳥海山よ」で始まる第3楽章の秋田県民歌をあらためて合唱し、年末の大ホールを震わせました。

 この日の公演では、目や耳の不自由な方のための鑑賞支援サービスも行われ、舞台上で司会者らの発言が手話通訳されたほか、7人の方々が▽タブレット端末でのリアルタイム字幕▽赤外線補聴システム▽歩行介助―などのサービスを利用。うち2人は合唱にも参加しました。

前回より30人多い約360人が「大いなる秋田」を合唱した