県内の社会人劇団「けやはす演劇部」の第2回公演が、11月9、10両日、あきた芸術劇場ミルハスの小ホールBで開かれました。五城目町出身の劇作家・演出家である畑澤聖悟さんによる戯曲「猫の恋、昴は天にのぼりつめ」を上演しました。2公演とも満席(約120人)となる中、ダブルキャストを含めメンバー17人がとても熱のこもった演技を披露しました。
「猫の恋―」は、父親が18年前に失踪し、その後に現れた猫と長年暮らしている43歳の女性主人公が結婚することになり、迎えた結納の日に不思議なことが起こって親族・関係者を巻き込み感情が絡んで二転三転していくストーリーです。人間関係の裏表がのぞき、激情の噴出ありドタバタあり―。熱演の様子を写真でご覧ください。
けやはす演劇部は、ミルハス開館記念事業の一つとして2023年1月に中ホールで上演された県民参加型ミュージカル「欅の記憶・蓮のトキメキ」に、公募に応じて出演したメンバーのうち演技の上達を目指す有志で結成されました。幅広い年代の男女約20人が、今回のような公演を軸に秋田市で練習を積むなど活動を続けています。