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【スタッフブログ】「劇場へ行こう」#69 連続写真でどうぞ 音響反射板の格納

2024.10.17

 今日は、あきた芸術劇場ミルハス大ホールの音響反射板が格納される様子を連続写真でお見せします。9月23日にミルハス全館を使って「フリー・オープン・デイ」が開かれました。数あるイベントの一つ「舞台機構見学会」では、大ホールの音響反射板が格納されていく様子などを集まった方々に披露しました。そのときの様子です。天井の反射板は重さ約30トン、左右と奥の反射板はそれぞれ15トン前後と非常に重いものです。電動の仕組みで順次ゆっくりと舞台そでや舞台奥の上方空間へ格納されていきます。全部格納するのに少なくとも50分ほどかかります。設置するときには、格納と逆の流れになります。

音響反射板が設置されている状態。人や楽器のための出入り口が開いているのが見えますが、演奏のときはもちろん閉じられます
格納の始まり。奥の反射板が上昇し始めました
さらに上昇を続け…
奥の反射板は舞台奥の上方に収まりました。一方、下手(ステージに向かって左側)側面の反射板が動き始めました。客席寄りの一部が舞台そでの方に折りたたまれたのが見えます
一部折りたたまれた下手側面の反射板が、今度は斜め上へと上昇していきます
下手側面の反射板が格納位置に収まると…
今度は天井の反射板が、客席寄りの部分から下がり始めました
スイングするように、天井の反射板は客席寄りの部分をさらに下げていき…
ステージ奥の方で、完全に裏側を見せて垂直になりました
その反射板が、今度は上昇していきます
天井の反射板が上昇しきって格納位置へ。この間に上手(ステージに向かって右側)側面の反射板も片付きました。これで音響反射板の格納は完了です