秋田吹奏楽団(団員約70人)の第46回定期演奏会が4月28日、あきた芸術劇場ミルハス大ホールで開かれました。団員たちは交響組曲の演奏などで本格派の実力を示しただけでなく、ドラムスの阿野次男さんをゲストプレーヤーに招いたポップスステージではノリのよさを存分に発揮しました。フィナーレの「宝島」は、楽器持参の観客たちをステージに招き上げて一緒に演奏。大勢で音楽を生み出す喜びがステージからあふれ出ました。
演奏会は、ウィーン・フィルハーモニーのためのファンファーレで華々しく始まりました。吹奏楽コンクールの新旧課題曲に続き、団員たちは交響組曲「シェヘラザード」を披露。観客は、重厚な演奏や甘美なメロディーをじっくりと味わいました。「マンテカ」「シング・シング・シング」などを演奏したポップスステージで阿野さんのプレイがカッコよかったのはもちろん、ステージ前方に歩み出てソロ演奏する団員たちの姿も観客をしびれさせました。フィナーレには客席から中高生ら100人余りが参加。観客たちの手拍子に乗って演奏するみなさんの楽しそうな様子が印象的でした。