あきた芸術劇場ミルハスがオープンして1年。お陰様で多くのアーティスト、オーケストラ、舞台人が公演、県内外から大勢のファンが詰めかけている。
新装となった劇場への関心も高く、個人や団体から見学したいとの依頼が後を絶たない。だが残念ながら、ホール利用がぎっしりと詰まっている中で、泣く泣くお断りしているのが現状である。
このため、ミルハスでは見学希望に少しでも応えたいと、不定期ではあるがホール利用がない日に見学会を開催している。6月18日には大ホールに限っての見学会を開いた。午前午後の計2回の開催だったが、スタッフの予想を大きく上回る360人が参加した。
大ホールでは、スクリーンに過去のクラシック公演の映像を流したほか、青空や夕焼け、星空の風景を照明の技術で表現するなどして、見学者にホールの魅力を伝えた。
見学者が何より目を輝かせたのが、実際に舞台に立ったときである。著名アーティストがパフォーマンスを繰り広げる舞台と、同じ場所に立てる機会などそんなにあるわけではない。写真を撮ったり、センターマイクの位置に立ったり、興奮気味に、思い思いに楽しんでいた。
これからも多くの皆さんに劇場を見学する機会を設けたいと考えている。しかし先述した通り、アーティストらの公演が目白押しということも理解してもらいたい。まだ具体的な日程は決まっていないが、公演日の合間を縫って、また見学会を開催したいと思う。ホームページなどでお知らせしますので、興味のある方はぜひとも見学会に参加ください。