「雪が解ければ何になる」という問題に、「春になる」と答えた子供がいた。北国秋田にも待望の春到来である。新年度がスタート。あきた芸術劇場ミルハスも新しい仲間が入り、新体制での運営となる。
総務課に1人、企画事業・広報課に6人、舞台運営課に1人の8人のニューフェイス。男性4人、女性4人で、年齢も20代から50代まで幅広い。ほぼ全員が劇場運営に携わる仕事は初めて。
各人とも担当の仕事を覚えるのに懸命だが、まず共通して覚えなくてはならないのは劇場内の構造である。大、中、小ホールへの動線はもちろん、トイレ、楽屋、机や椅子など備品庫の位置など、目をつぶってでも劇所内を歩けるようになることが第一歩である。
喜ばしいことにホールの予約は新年度も埋まっている。利用者そして鑑賞者の皆さんに楽しみ、満足してもらうためにも、劇場スタッフ一人一人のスキルアップは欠かせない。まだまだ経験不足は否めず、習得しなくてはならない技術、知識は山ほどある。一歩一歩着実に前へと進みたい。
劇場は言うまでもなくいろいろな人が集まる空間である。お気に入りのアーティストの公演に足を運ぶことはもちろんだが、散歩がてらにふらりと劇場内を巡ってみるのもまた楽しいはずである。
スタッフも新たな出会いに心躍らせている。劇場についてわからないことがあったら、気軽にお声がけください。利用者、鑑賞者、そしてすべての来館者の皆さんとともに、ミルハススタッフも成長していきたいと思います。