Blog

【スタッフブログ】「劇場へ行こう」#026 ステージデビュー

2022.10.21

 県内で活動する民謡、ポップス、ロックのアーティストが一堂に会しての「ミルハスミュージックフェス2022」が10月17日から19日の3日間にわたって、中ホールで開かれた。

 このフェスティバルでステージに立った1人がミルハススタッフで、メジャーデビューも果たしているロックグループ・鴉のベーシスト。

 普段の仕事ぶりは堅実で、穏やかな性格、人当たりも優しい。それがベースを手にステージに立つと、バンドのリズムを刻み、激しくシャウト、熱いステージを繰り広げる。リハーサルを見ていたスタッフからは、このギャップに「ステキ、カッコイイ」とのため息交じりの声も上がった。

 本番では、30分のステージで、4曲を披露。最後には秋田県民歌も演奏し、観客からはコロナ禍で控えている歓声に負けないくらい大きな手拍子と拍手が送られた。

 夏以降、東京でのライブなど活動の幅は徐々に広がっているという。ミルハススタッフとしてこれまで関係者との打ち合わせや見学の案内、取材対応などで何度もステージに上がっていたが、アーティストとしては今回が初のパフォーマンスとなった。

ベーシストは「毎日のようにスタッフとして立っているステージで演奏していることは不思議な気分だったが、中ホールはお客様との距離が近く、音も反響しすぎず、ロックにも適している。また、ミルハスのステージでパフォーマンスをしてみたい。」と話した。

 スタッフとして出演者を支える一方で、時にはステージに立ち熱い声援を受ける。まさに歌も演奏もできるミルハススタッフである。楽器もできない、歌も下手なおじさんには何とも羨ましい限りである。

リハーサル中のスタッフ兼ベーシスト