夜のあきた芸術劇場ミルハス館内から、面白い写真が撮れることに気付きました。3階にある大ホールのホワイエでは1枚目のような写真が撮れました。
床や天井より暗い色合いの大ホールの壁があり、それが透き通るようにして、壁の向こうにミルハス向かいにある秋田市文化創造館の夜の外観が見えます。文化創造館の屋根の上部に、特徴的な丸窓が並んでいるのが見えますね。ただ、その文化創造館は大きく傾いているように見えます。
これは、カメラを斜めに構えて撮影しています。写真の明るさや色などに関するカメラ側の設定は標準的で、撮影後のデータも加工していません。
カメラを水平に構えて撮ると2枚目のように写ります。ミルハス館内が斜めに、文化創造館は水平になりました。
どう撮ったかお察しの方もいらっしゃると思います。3階ホワイエの窓際から窓越しに文化創造館を撮っただけです。すると、ミルハスの大ホールの壁やホワイエの床や天井が窓ガラスに映り込んで、このように写るのでした。ミルハス3階、4階の正面側の窓ガラスは上方が外へせり出すように斜めになっているので、カメラを水平に構えると館内が斜めに映り込むのでした。
辺りが暗くなりきる前に、同じ角度から撮ると3枚目のように写ります。これだと「ガラス越しに文化創造館を撮った」ことがいくらか分かりやすいでしょうか。
同じ位置で、館内側を向いて撮影したのが4枚目です。3枚目までのガラスに映り込んだ「館内」は、左右が反転していたことが分かります。それに、当たり前のことですが、映り込みでない方が、随分すっきりくっきりしています。
調子に乗って、1階エントランスでも撮ってみました。ガラスにかなり接近して撮りました。ミルハスの内外が重なり合うように写りました。ミルハス館内のエスカレーターが文化創造館のひさし下辺りに接続しているようにも見えます。手前のいすとテーブルはミルハスの中にあるものです。ちなみにこの写真は、面白さを増すために少しだけ明るさと色を強める加工をしました。